APIでつながるIoT(Internet of Things)の世界! API Meetup Tokyo!#4 参加レポート
主催 CTC / Agree Japan
iOS 8時代のAPIでつながるIoTの世界はどんなものかと勉強会に参加してきました。赤坂のNTTドコモ・ベンチャーズラウンジは大使館や都心ぽいマンションが並ぶ場所にありました。観光気分で向かいます。
1.ドコモオープンイノベーションの取り組みと提供APIのIoT展開について
NTTドコモイノベーション統括部 加納出亜さん、森永康夫さん
オープンイノベーションについて
- ドコモ生活圏を作る
- その一環で外部パートナー連携を強化
- しゃべってコンシェル、翻訳
- 外部の技術を使ってる → オープンイノベーション
- 料金プランもIoTの下地を作った
- パケット利用を複数端末で分け合える
- ハッカソンがブーム
- オープンイノベーション
- スマホの次を求めてる
- IoTでしょ
- いろんなデバイスが登場
- docomoの取り組み
- APIの提供、開発ツールの提供
- docomo Developer Support
- 意外と知られてない‥
- イノベーションビレッジ
- アイデアを持ってるチームにAPIを公開して、お金、場所を提供
- ハッカソン
- テーマ、特徴づけが重要 → IoTとか
- 品質は求めない
- 着眼要素、参加人物を見る
- B2B2Cしたい
docomo Developer Support
- 開発者向けサイト
API 無料、非保証
- 種類
- 画像認識
- 発話理解
- 音声合成
- 音声認識
- 文字認識
- 雑談対話
- ドレンド記事週出
- 知識QA
- 環境センター
- フォトコレクション
- ドコモ電話帳
- データ保管Box
- 集合知の場
- APIの組み合わせ、品揃へ
実例に見るIoTと親和性
- ウェアラブル、デバイスを活用したハッカソンを開く
- Oton Glass
- ハッカソンでデバイスを用意、時計、Hureとか
- IoTやる理由
- 流行ってるからやってる!!
- 面白そう
- イベント開催中はいろんな企業にAPIやツールを提供してもらった
- APIは掛け算 一つ一つのAPIは弱い
- ハッカソンのよい作品
- ミクミクボール
- グラスかけてテニスする
- ここみる
- 顔認識で生徒の気持ちを見える化
- スマイパーチーズ君
- シャープの掃除機と音声認識、音声合成
- 巡回して勝手に笑顔写真とる
- 嫁来た
- iBeacon
- HUE
- COCOROBO
- 日経API
- ヨメが来たら掃除してるフリを買ってにできる
- COCOSTATION
- COCOROBO
- 日経API
- 駅すぱあとAPI
- 音声認識API
- ミクミクボール
- APIはハードウェアをよりインテリジェントに活用する手段
- IoT時代はネットワーク、外部API、アプリなどいろんな層都の連携が必要
- 例えばキャリア同士でも協力して行こうよ!
感想
docomoが音声認識などの興味深いAPIを一般に公開していることに驚いた。知らぬ間にそういった取り組みが始まっているようだった。 https://dev.smt.docomo.ne.jp/
2.クルマ情報を扱うREST APIの仕様と課題について
株式会社トヨタIT開発センター 藤井政登
- トヨタ本体もいろいろやってるよ
本題
- CanデータをSIMを使ってデータを上げる
- REST APIで提供、試作
- ハッカソンなどで使ってもらって使いやすかどうかを判断する
- Canデータ
- 10 - 100msec に1回センサー動いてる
- 2000個のデータのうち30個くらい集めてる
- ある程度丸めてデータを出してる
- 生のデータ情報は使いにくい
- 車 → WebAPI → スマホ まで1秒遅れくらい
- 自工会ガイドライン
- 車を操作しながら操作するので、危なくないようなガイドライン
- 統計状況を地図にプロット
- 性別、ワイパーかどう、急ブレーキとか
- ※ 地域メッシュコード、地域を区切る(日本だけ)
- 外部APIでメッシュデータを取得している
- 地図の区間、交差点などがどこからどこまでなのかを判別する仕組みがない
- 標準化せねばならん
- データ
- ハッカソンでは位置情報が人気
- ゼンリンはマップマッチング(道路上にプロットする)の機能があり
- ただし上り下りは判別不可能
- 車のAPIだけじゃなくてマッシュアップが大事
- 地方じゃないとなかなか車のらないよね
- 地方性もあるだろう
- ハッカソン
- 企業にとってはリクルートの場
- APIにとっては試験の場
- 良い作品
- シンクロナイズドドライビング
- 運転学習アプリ
- サファリパーキング
- 車の天井にプロジェクションマッピング
- シンクロナイズドドライビング
課題
- センサーのサイクルと解像度の問題がある、補正が必要
- ネットワークにつながらない場合は絶対ある
- 欠損多いよ → クレンジングが必要
- 地図で統計情報として使うような仕組みがない
- 交差点、区間とか
- 個人データになる
- サーバー負荷高い
- HTTP 1.1では対処しきれなそう
- サーバー負荷高い
- 安全なアプリの作成のためのガイドライン
- イベントドリブンなデータの渡し方 Push通知とか
- 車の耐用年数くらいのAPIのライフサイクルが必要かも ※ 裏を返せば伸びしろがある
まとめ
- APIの仕様を書くのがちょー楽しい
感想
車のデータの収集と活用方法に関して身近な事もあってとても興味深かった。 藤井さんの人柄もあって吸い込まれるように聞いた。
3.Zetta: An API-First Internet of Things Platform
Matthew Dobson (@mdobs), Engineer at Apigee ※ 英語のセッションの為、詳細はわからなかった
- IoTのためのAPIプラットフォームを作っている
- Node.jsベースでWebsocket使ってる。
- オープンソース
- SDKも提供予定
- 送信デバイスはRaspberry Piなどの小型コンピュータがハブになる
- Demo
- WebブラウザからHWを操作してライブカメラで見る、シュールです
資料 http://www.slideshare.net/apijp/zetta-an-api-first-platform Web http://www.zettajs.org/ Zetta https://github.com/zettajs/zetta Zetta Security system edition https://github.com/zettajs/zetta-security-system-edison/
大まとめ
私服、スーツ率が半々くらいの勉強会でした。技術をオープン化してイノベーションに貢献しようとしているdocomoさん、トヨタIT開発センター 藤井さんの技術者の笑顔が印象的でした。IoTといえど、ハードウエアから取得されるデータと各種外部APIと絡めて旨みが出るんだ、という事を皆さん言ってました。 次回第5回は1月に新春LT大会を行う予定。 だいぶ写真撮り忘れました。